2015年05月24日

冷え性による症状と漢方薬について

冷え性の状態と代表的な漢方薬

気虚
真武湯(しんぶとう)・人参湯(にんじんとう)・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)・人参養栄湯(にんじんようえいとう)・八味地黄丸(はちみじおうがん)・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)など

お血
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)・温経湯(うんけいとう)・加味逍遙散(かみしょうようさん)・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)など

水毒
苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)・半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・真武湯(しんぶとう)など

 このほか、最近、働く女性に増えていると言われているのが、ストレスによる冷えです。

こうした冷えに対しては
夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、香蘇散(こうそさん)、抑肝散(よくかんさん)、
抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、四逆散(しぎゃくさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)などがよく用いられます。

漢方の診察では、独自の「四診」と呼ばれる方法がとられます。月経の状態、日常生活のことなど、冷え症とはあまり関係ないように思われることを問診で尋ねたり、おなかや舌、脈を診たりすることがありますが、いずれも薬を決めるための手がかりになりますので、重要です。




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漢方医学による冷え性の考え方

漢方医学から見る冷え性とは?

漢方医学には「気・血・水(き・けつ・すい)」という概念があり、

冷え症はこれらの異常によって起こると考えられます。

具体的には、
血が足りない状態(血虚)、
血がとどこおっている状態(お血)、
水分がたまっている状態(水毒)、
気が不足している状態(気虚)などがあります。
また、いくつかが重なって冷えが現れたり、悪化したりしている場合も少なくありません。

冷え性の状態と特徴

特徴は3つあります。

気虚
エネルギー不足によって、熱が産まれにくくなっている。

疲れやすく、カゼを引きやすい、寒がりといった症状が出やすい。

お血
血液の流れや働きに障害が起こり、熱が運ばれにくくなっている。

便秘気味で月経痛や肩こり、肌荒れなどを伴う。

水毒
体の水分量が多かったり、偏ったりしているため、
水分がたまっているところに冷えが起きている。

頭痛や頭重感、むくみ、耳なりり、頻尿などを伴う。


こうした体質や状態、冷えに伴うほかの症状などを考慮して、その人にあった漢方薬が決まります。ただ、冷え症というのは長い間に少しずつ進行してきた症状ですから、短期間で症状がとれるものではありません。長い時間をかけて、治療をしていく必要がありますし、漢方薬の服用だけでなく、体が冷えるような生活を冷えにくい生活に改めることも大切です。

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冷え性の正体

冷え性って何?

体温計で体温を測ってみても体が冷えているわけではないけれど何となく体に「氷」が入っているような感じ

がして冷たい・・・。これが冷え性です。冷え性は血圧や体重計で現れる体の変化と違い個人の感覚いわゆる

自覚症状なので、客観的に表すことがなかなか難しく何となく体の芯が冷える、しびれのような冷えの感覚が

あるといったことを自覚していながら、自分が冷え症であることに気付いていない人も少なくありません。そ

こでまずは冷え症の人によく見られる特徴を見てみましょう。

冷え症の人によく見られる特徴

・手足が冷たい

・冷房にあたると調子が悪くなる

・秋から春の終わりまでカイロや電気毛布がかかせない

・寝るときは夏でも靴下を着用

・すぐにおなかが痛くなる・下痢になる

「ひえしょう」は「冷え性」と「冷え症」の2通りの表現があります。

体が冷えやすい「体質」のことを「冷え性」といいます。

その中の症状として 「冷え症」があります。

「冷え症」の具体的症状は、「足が冷えてよく眠れない」

「冷房にあたるとすぐに体調を崩してしまう」といったものがあります。

一般的にこれらの症状に対して西洋医学では治療とみなしませんが、

漢方医学では治療の対象とみなします。

また、冷え性(冷え体質)は「冷え症」のほかに、月経痛、月経不順、頭痛などを引き起こす原因が

あります。冷え症を治療するということは、冷え体質を改善につながります。

体の働きをよくして、症状を抑えていくことを目的とする漢方治療にとって、

まさに熱を作る機能が落ちている冷え症の治療は、得意とするところです。

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